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2011/03/23

第1回NFキャリア担当者会議:「JOCキャリアアカデミー」と「アスナビ」の活動を報告

JOCのキャリア事業のさらなる活性化に向けて各競技団体(NF)のキャリア担当者と情報共有を図ろうと、JOCは3月11日、「平成22年度 第1回NFキャリア担当者会議」を約40名の担当者が出席し開催し、今後NF担当者が担う業務の確認などを行いました。

Img_7135 「JOCキャリアアカデミー」と「アスナビ」の担当者ら

 

JOCでは、2008年より味の素ナショナルトレーニングセンターを拠点に行っている「JOCキャリアアカデミー」事業と、2010年に開始したトップアスリートの就職支援ナビゲーションシステム「アスナビ」の2事業を、キャリア関連事業として進めています。今回は、それらの活動状況を各NFのキャリア担当者と共有し、事業を有効活用するための業務を確認するのが目的です。

「JOCキャリアアカデミー」については、八田茂ディレクターが説明しました。現役時代から先々のキャリアについて考える機会を持たせる「キャリアアカデミーガイダンス」や、インタビュー対応力などの人間力を磨く「スキルアップセミナー」、自ら考え行動する力を付けさせる「ジュニア向けセミナー」などの事業を報告。さらにキャリアカウンセラーによる個別カウンセリングも実施していることを話し、各NFからの積極的な利用を呼びかけました。

また「アスナビ」については、JOCゴールドプラン委員会/スポーツ将来構想プロジェクトの指導者・選手環境整備ワーキンググループの荒木田裕子チーフ(JOC理事)が報告。トップアスリートと企業が雇用関係を結ぶことで、選手にとっては安定した練習環境が確保でき、企業にとっては社員の一体感醸成や社会貢献活動に繋がるなど、双方にとってメリットがある関係を目指している事業内容を説明しました。その上で、2010年10月には経済同友会で、2011年2月には東京商工会議所で、それぞれ説明会を実施し、すでに4名が企業と雇用契約を結んだことを紹介しました。

荒木田チーフは、「今後ものこのような活動を続けて全国展開をし、オリンピックを目指すアスリートが競技に集中できるような環境を作りたいと思います。この事業を進めていくうえで、選手の成績も大切ですが、人間力のある社会人としてしっかりした考えを持てる選手を巣立たせていくことは、競技団体の皆さんのご協力がないと出来ません。ぜひ共に事業を進めていきましょう」と呼びかけました。

 Img_7136 NFのキャリア担当者ら